2013年6月28日金曜日

ウィンブルドンでの30代の増加

ウィンブルドンの話ですが、伊達公子さんは、第3ラウンドまで行った女子選手で最高年齢だそうです。すごいですねえ。さすがに長いですから、こちらでもテニスの通には知られてる名前みたいです。

年齢の話ですが、ウィンブルドンの男子の平均年齢が上がってきてるそうです。10年位前は30代で引退という感じだったと思うんですが、今年は30代の選手がたくさんいるらしい。そういえばフェデラーも30代だし、ヒューイットなんてここで優勝したのは2002年ですって。それから11年後にまだこうやってでてるんだから、大した物です。

その代わりに10代で成功する選手がすごく減ってきてるとか。今年は第2ラウンドの時点で、最少年齢は20歳 。

昔ベッカーが優勝したときは、どこかから突然17歳の若造が出てきて、いきなり優勝でした。BBCで昔働いていた知人は、その時スポーツ報道者の間では、「このどんどん勝ち進んで行ってるドイツ人のティーンエージャーは一体何者なんだ?」と、必死になってデーターを探したとか。今はどこかから17歳の若者が彗星のごとく現れて、ナダルやフェデラーやジョコビッチを倒して優勝するなんて、考えられませんけどね。

一方、女子もやっぱり年齢は上がってきてるらしい。ちょっと前までは、20代前半で優勝経験がなければ、もう大成は無理と思われていたとか。確かにダントツで今年の優勝候補といわれてるセリーナウィリアムスも30代ですね。

テレビでは、これは何が原因なのかといろいろ話し合ってました。

まずは健康状態とか栄養状態とか、昔よりももっと完全に管理するようになったから、よいコンディションを長続きさせられるんじゃないかとのこと。それからフィジオの質も向上したので、怪我の治療や管理がよくなったのだろうとも言ってました。

それからティム・ヘンマンが言ってたのですが、一昔に比べてサーブ&ボレーをしなくなったから、ひざや腰への負担が減ったんじゃないかとも。うーん、そういうのもあるかもしれませんね。

それからメンタル面で、最近は昔よりももっと競争が厳しくなって、よっぽどのプロ意識がないとトップに立てなくなったが、まだ10代ではすべてを犠牲にしてテニスに全部をささげることが出来ないんじゃないかとの意見もありました。

それにこれは私の意見ですが、5セットもあるテニスって、身体面ももちろんですが、メンタルのタフさがすごく勝負を決めると思うんです。で、最後の最後までメンタルの強さを保って、最後の1点をもぎ取るには、それなりの経験が必要になるんじゃないかなあ。なかなか昨日今日でてきたティーンエージャーには、2週間毎日のように何時間も試合をして、修羅場を何度も越えてきたトッププレーヤーに勝つのは難しいことでしょう。といっても、これは別に今に始まったことではないけど。

まあそういうわけで、こんなに厳しく激しいテニスの世界でもアラサーはがんばってるんだって。これはやっぱり、吉報ですな。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

私もそう思います。テニスの試合、長いし、ずっと集中してなきゃいけないし、かけひきもあるしで、大変そうだもんね。

しかし、伊達さんはすごいよね。ほんと、すごい。

Atsuko さんのコメント...

ほんとにね。テニスってよくできたスポーツだと思います。打ち合いを見ただけでは互角に見えても、どれだけゲームが均衡していても、やっぱりランキングが上のほうが勝つことが多いのは、ちょっとした微妙なかけひきとかリスクの取り方が試合を決めるんだろうなあと思うよ。

伊達さんさっきセリーナに負けてました。お客さんはやっぱり判官贔屓で、伊達さんが点を取るとすごい声援でした。