2020年6月5日金曜日

まだコロナウィルスロックダウン?? Black lives matterのデモの話

10日ほど前でしょうか、娘がインスタグラムで見たビデオについて、怒りながら説明してくれました。黒人の男性の首をアメリカの警官が膝で抑え込み、周りの人たちがやめろと叫んでるのに抑え込み続け、その男性は死んだとのこと。相当ショックを受けてました。それで、これは暴動になるんじゃないかとその時に話しました。

これはもちろん、今アメリカで暴動になってるジョージ・フロイドです。なので、チャーリーは事の始まりから巻き込まれた感じで、このニュースをすごく興味を持って追っています。

私は市民キャンペーンやデモに興味がありますから、興味を持ってニュースを見てますが、気づいたら、ルイもチャーリーも私以上に関心を持っているようです。ソーシャルメディアでいろいろ載せているようだし、ルイは#Blacklivesmatterに寄付までしてました。昨日はこの田舎でもデモがあり、行こうかなと言ってました。結局時間の都合がつかず行かなかったのですが、こういうデモに自分から参加すると言ったのは初めてです。私が何度もExtinction Rebellionのデモに誘っても、ちょっとしか参加しないのに。

日本人はあんまり人種差別の被害に会わないので、私はそれほど差別を感じたことはないけど、非白人の少ないこの町で育ったうちの子供たちには、いろいろあったのかもしれません。

今は二人ともロンドンで大学に行っていて、ルイは黒人の友達が多いし、チャーリーはアジア人の友達が多いです。大学自体も少なくとも半分くらいは非白人。気持ち的には、被差別というわけではないにしろ、自分たちは非白人のマイノリティだという意識は強いのかなあと、改めて感じました。

今日二人はロンドンに行って、チャーリーは明日帰ってくるのですが、明日の午後大きいデモがロンドンであるらしく、行こうかなあとか言ってました。

二人ともこうして、民主的・政治的デモに参加するまでの成長したとは、親としてはうれしいことですが、いかんせん今はコロナの真っ最中。「行くのはいいけど、マスクして、距離開けてデモしてね。」と言っておきました。

学生のうちにいろいろデモに参加して欲しいものです。

ではこちらもよろしくお願いします。

4 件のコメント:

ビーちゃん さんのコメント...

オーストラリアでも、今回のデモが各地で開催され、1万人以上が参加したとかいわれています。オーストラリアではアボリジニに対する人種差別、投獄されるアボリジニの数が、白人にくらべて桁外れに多いことが、20年以上問題になっています。私も、非白人のグループになるとは思いますが、特に人種差別されたことはないので、あまりピンときません、差別されるのは、名前が西洋的ではないので、就職試験に不利ぐらいなことです。確かに、アメリカで起きたことは問題ですが、今回のオーストラリアのデモは、アメリカのデモの趣旨とは、結構ずれている感じがしますが、それでもものすごく盛り上がっています。政府は参加者を、コロナ予防の観点から批判していますが、裁判所も一部の州ではコロナ予防関連法から違法判断していましたが、結局は、各地で開催されました。参加者には、アボリジニの人も多くいて、コロナに感染して、田舎に、戻ってコミュニティー(病院もない地域が多いし、アボリジニには糖尿病の人も多く)全滅っていうこと考えられるこれで、2週間後、また、ロックダウンにならないことを祈るばかりです。今週末から、当地の州では、コロナの禁止がほとんど緩和され、国内旅行も許可されているので、これが、またロックダウンになったら、またですかって感じになりますね。

nekonasu ねこなす さんのコメント...

うちも長女が自分でプラカードとマスクを作ってデモに参加しました。
長男も行きたかったみたいだけど、卒論(プロジェクト)の追い込みで行きませんでしたが。
コロナも心配ですが、これはどうしても見逃せない問題だと思います。
私はちょうどロドニー・キング氏の事件のときはアメリカに住んでいたけども、今回のような連帯感はなかったです。
ソーシャル・メディアがあるからこそ世界的運動に発展出来たわけで、今度こそは社会に大きな変化が見られることを祈ってます。

Atsuko さんのコメント...

ビーちゃん
オーストラリアの土曜のデモ、こちらでもニュースになってました。アボリジナルの若者(20代)が警察の病院で同じように殺され、そのビデオが流れて、お母さんがインタビューされていました。カメラに向かって「フロイドファミリー、あなた方がどんな気持ちか、本当にわかる。」と言っていました。
国によって多少趣旨が変わってくるのは、その国の歴史によるので、それはいいことなのではないでしょうか。イギリスでは、人種差別は過去のこと、みたいな思い込みがあり、それがまた怒りを読んでいます。こちらでは植民地時代のコロニアリストの像が倒され、それをきっかけに、イギリスにはいかにコロニアリストの像や記念碑が多いか、イギリスがいかに植民地時代に集めてきた汚い富によって築かれた国かが、改めてクローズアップされています。

Atsuko さんのコメント...

ねこなすさん
お嬢さん参加でしたか。私も行きたいくらいでした。マスクつけてた人多かったですね。行った人によると、白人が多かったといってました。日曜のデモでは、警察がプロテスターを違法に囲い込み、わざと威嚇するような行動をとって、黒人プロテスターを挑発していたと、ツイッターにレポートされてました。私もエクスティンクションレべリアンの時に思いましたが、ニュースや新聞での報道では、実際に起こったことの10分の一位しか伝わってこないと思いました。