2019年10月20日日曜日

南ア ラグビーチームと、愕然としたこと

私が見ると負けるジンクスになっているのに、今日に限ってラグビーを見てしまいました。日本が負けたのは私の責任です。申し訳ないです。

その相手の南アのチーム、スプリングボックスですが、白人選手が多いものの、黒人選手も何人もいるし、当たり前のことですが人種の垣根なくプレーしてましたね。

でも昔はそうではありませんでした。ラグビーのワールドカップで、南アチームに初の黒人選手が出場して話題になったのを覚えています。1995年のことです。

この年、ワールドカップは初めて南アで行われました。(もしかして知らない人もいるかもしれませんが、南アは昔はアパルトヘイト政策で黒人が差別されていて、そのころは南アの選手は世界大会には出場できませんでした。)このワールドカップは、1990年にネルソン・マンデラが釈放されて、アパルトヘイトが崩壊し、南アのスポーツ選手にとっては世界のドアが開いたころのことです。

その年のワールドカップは南アが優勝したのですが、そのチームには黒人選手が一人しかいませんでした。チェスター・ウィリアムという選手で、準々決勝で4つトライを決め、注目を集めました。彼はこの9月に亡くなったばかりなのですが、先日ニュースで名前を聞いて、すぐに誰だかわかりました。

そして今日は、南アの選手がプレーしているのを見て、この年のスプリングボックスのことを思い出しました。

そしてふと恐ろしいことに気づきました。

今日ここでプレーしてる選手達って、もしかしてアパルトヘイトが崩壊してから生まれた選手も多いんじゃないの??

ひゃ~、あんなにいかついおっさん軍団みたいなチームなのに、もしかしてあの頃のことを経験してないの?????ほんまに?ほんまに?

私は普段は年なんて全然気にせず生きてるんですが、これに気づいたときは、年食ったなあと実感しました。

ちなみに私は今の南アの国歌が好きです。反アパルトヘイト運動に使われた曲です。

ではこちらもよろしくお願いします。




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