2012年1月24日火曜日

Bridge Over Troubled Water

昨日のブログを書くときにサイモンとガーファンクルの映像をYouTubeで探したのですが、それこそごまんとでてきました。さすがに時代が時代なので動画がなくて、音楽だけのもあったのですが、当時のライブやらスタジオでのリハーサルやら、貴重なデモテープやら、その後から今に至るまでのコンサートのライブまで。いろいろみていたら2時間くらい過ぎてしまいました。

ほんとうにYouTubeってすごいですよね。私が高校生や大学生の頃ってMTVもやっと出てきた頃で、ビデオデッキがあるおうちばかりじゃありませんでした。なのでその頃から洋楽ファンだった私にとっては、ライブの動画などはほんとうに貴重なものでした。ビデオのある友達の家に学校のあと行って、その週の(金曜の12時過ぎだったかな)ベストヒットUSAのビデオを一緒に見たりしたものでした。

そしてアマゾンもすごい。こういった昔のバンドやミュージシャンのCDってスーパーでよく5ポンドくらいで売ってるので、次に買物に行った時に売っていないかチェックしようと思ったのですが、一応念のためにアマゾンで見てみました。そしたらサイモンとガーファンクル、ベストアルバムが送料込みで4ポンドでした。早速注文。 今日本ってCDっていくらくらいなのかな。まだ昔のように、どれも同じ値段で売られてるのでしょうか。

昨日の「明日にかける橋」のインタビューの続きですが、昨日書いたようにこの曲はあっという間にどこかからやってきたそうです。でも簡単にできたのは2番まででした。ポール自身はこれでこの曲は完結。これはちょっとした小さい曲でいいと思っていたそうです。でもプロジューサーが「これは絶対に3番を作って、もっと音楽的に広がりのある曲しないといけない。」と主張したので、ポールはスタジオにこもって書いたそうです。この話をしているときのポールは、未だに、「本当は嫌だったんだけどね。普段スタジオで搾り出すように曲を書くことなんてないしね。」というようなことを言ってました。

確かに1番と2番の歌詞は似ているんだけど、3番はだいぶダイナミックスが違います。でもやっぱりこの3番の大きく盛り上がるところがいいんですよ。

歌詞をコピペして簡単に訳してみます。

When you're weary
Feeling small
When tears are in your eyes
I will dry them all

I'm on your side
When times get rough
And friends just can't be found
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down

(2番省略)
Sail on Silver Girl,
Sail on by
Your time has come to shine
All your dreams are on their way

See how they shine
If you need a friend
I'm sailing right behind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind

(疲れて自分が小さく感じるとき
涙があふれるとき
それを乾かそう
うまくいかないときには
君の味方になる
そして友達が見つからないときは
荒れる水にかかる橋のように
僕は君を支えよう

シルバーガール、船を進めなさい
船を先に進めなさい
君のときは来た
夢はすべてかなう
輝く未来
友達が必要なら
僕はすぐ後ろにいる
あれる水にかかる橋のように
君の心を和らげよう)

これは恋人にささげる歌とも取れるし、友情の歌とも取れます。ポールが何度も、「これは突然現れた。」と言ったことと、3番は別の状況で書いたといっているところからは、ポールはこれは天から授けられたと思ってるみたいだったし、この歌の主が神っていうふうにも取れますね。そう思っていたら、YouTubeのコメントで、「3番の歌詞を読むと、これは親が子供への愛を歌った歌に私には思える。」と書いていた人もいました。確かにそう思って読むと、また別の感動があります。

そう、本当に愛っていろんな形があるんですよね。 そしてこんなふうに何十年も変わりなく愛される曲って、シンプルで普遍的なメッセージが受け取り手次第でいろいろ変わって受け取れる。

この曲ってエルビスやアリサフランクリンといった大物たちもカバーしたのですが、やっぱりアートが歌うオリジナルにかなうバージョンってないよなあというのが大方の意見のようです。

最後にオリジナルのリンクを載せます。動画のないYouTubeビデオです。
Bridge Over Troubled Water

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

降ってくるっていうのがいいですね。モーツァルトなんかも降ってきてた人なんだろうしね。やっぱり降ってくるんだよな。

Atsuko さんのコメント...

でも天才でも1万時間以上を注ぎ込んで努力しないといけないそうなので、きっとそういう集中力と才能がうまく調和する一瞬にそういうことが起こるんだろうねえ。

あの村上春樹氏もある日神宮球場で野球を見ていて突然小説を書こうと思い立って書いたのが新人賞をとったそうです。でもきっとそれまでにすごい時間の読書をあの人はしていたみたいです。