2010年12月19日日曜日

Eddie Izzard

昨日エディー・イザードというイギリスのコメディアンについての番組を見ました。彼は15年位前にブレークして、今ではかなり有名なコメディアンです。でも万人に受けるというメジャータイプではなく、かなりドライなユーモアのセンスの持ち主です。

日本のコメディアンって、漫才や落語なら師匠について弟子入りしたりするけど、イギリスではそういうシステムはなく、まったく一匹狼としてやっていきます。彼の経歴はまず大学生の時の大学のギグをこなし、そのあとはロンドンやエジンバラにある50人くらいが定員の小さな劇場や、コベントガーデンなどの大道芸人として細々とやっていたみたいです。

この頃の話を聞くと、ほんとよくやってたなあと思います。だって泣かず飛ばずで10年も15年もですよ。その間生活するお金が無いだけではなく、劇場でショーをするには自らが興行主として劇場を借りねばならず、そのためのお金もかかるし、とにかく聞いていて、本当にその根性に関心というか、感嘆というか驚くというか。

私が彼を始めてステージで見たのは20年位前。そのとき会社の同僚が、すごく面白いコメディアンがショーをやってるからと薦めてくれたので行きました。そのときもまだ無名だったけど、そのときは割合大きい劇場だったので、もうすでにあの頃は一応ブレークしてたんだと思います。

その大道芸人時代、短期間で一輪車に乗れるようになる必要があり、練習したことがあったそうです。それでそれを道でやってると、「落ちるぞ落ちるぞ」と野次が飛んでくる。それでそのときに「落ちると思ったらだめ。まずできると信じるまでは、できるようにはならないということを学んだ。」といってました。そして「それに限らず、どんなことでもまずできると信じること。それができないことには何事も成功しない。」とも。

やっぱり引き寄せの法則ですね。ます頭の中でできる、成功することしか、実際に成功させることができない。

それにしても、たかが一コメディアンといえばそうなんですが、その不遇の無名時代をたった一人で10年以上も送ったっていうその根性というか、粘りというか、自己信念というか。すごいなあ。私の好きなチャーチルの言葉を地で行ってます。

Success is the ability to go from failure to failure without the loss of enthusiasm.
(成功とは何度失敗しても熱意を失わない能力だ。)

いや、実はそろそろ年末だし、来年の抱負を考える時期になってるんだけど、これは考えさせられましたね。

ところで今日は雪の中をデイブと子供たちがツリーを買ってきました。今年はかなり横に大きい木で38ポンド也。高いといえば高いけど、まあしゃあないな。



天気は、今日は新雪はなかったけど気温はまだ零下。ヒースローは依然閉まったままです。天気予報によると、また明日から雪が降り出し、水曜以降は雪だけでなく風も吹きまくるとか。クリスマスまでに回復する見込みは、今のところ50・50みたいです。お天気のお姉さんは自分のせいじゃないのに何度も謝ってました。最後には苦笑いして終わってましたが、本当どうなるんでしょうね.

9 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

いい話ですね。チャーチルの言葉もいいですね。でもほんとそれは真実だと思います。出来ると心から思えたら必ず出来ます。どんなことでも。

ヒースロー閉まってるのかぁ。うちの上司がこの週末にロンドンに帰る予定だったんだけど、帰れたのかなぁ?

食事の写真いいですね。日本と全然違う雰囲気が良く分かります。

こんの さんのコメント...

> 出来ると心から思えたら必ず出来ます。どんなことでも。

うう、そう思えるっていうのはね、お若い証拠ですなぁ

70を越してしまってもそう思っている人がいたら...その人、ちょっとオカシイのかも(笑い)

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、こんのさん、やっぱり成功する人ってみんな同じようなことを考えてるなあと思いますね。別にアブラハムから学んだかどうかに関係なく。まさにこれが成功する人と、凡庸な人生で終わってしまう人の違いでしょう。

また夜中降ってました。たぶんヒースローはだめですよ。かといって北の空港はもっとだめだろうし、今年は空のたびは散々な年ですね。

あくあ さんのコメント...

成功者や、人の尊敬を集めている人達は70どころか、いくつになってもそういうふうに考えていますよね。三浦雄一郎さん、稲盛さん、日野原さん、最近は中国人でヒップホップダンスで有名になっている75歳のおばあさんなんかもいるようです。もう年だから無理だと思うからほんとに出来なくなっちゃうんでしょうね。まさに引き寄せの法則。いくつになっても前向きで、若者があこがれるようなおばあさんになりたいものです。

上司はロンドン行きを諦め、日本でクリスマス、お正月を過ごすそうです。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、そういえばギネスブックで80代でマラソンにでた人とか載ってた様な。それから1年位前に書いたんだけど、70歳過ぎてだんなさんがなくなってから運転に懲りだし、今91歳で毎年オーストラリア横断してるおばあさんの話も思い出しました。

アブラハムの言うように、年を取るとXXXになるとコンディションされてるからそうなるんだろうね。

あくあ さんのコメント...

ギネスのマラソンは100歳超えてるんじゃないかな?日本でも95歳くらいの人でマラソン走っている人がいるみたいだから。何歳を年寄りだと思うかは自分が決めてるんだと思いますね。

昨日読み終わったマーフィーの本を書いている人は書いている当時70歳なんだけど、人生は100年だから60~80歳が黄金時代だと若い頃から思ってたんだそうです。すると50歳のときより経験やなんやが積み重なってるから、70歳になった今、夢や欲望が実現するスピードが何倍も速くなってきたって書いてました。楽しみだね。

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、100歳でマラソンか。すごいね。

医学的にも、老化するのは頭の中で「人間は○○才で老化する。」というプログラムがされてるからだと証明されてるそうです。まあそのプログラミングは、この社会に生れ落ちて以来毎日なされてるから、それを完全に取り払える人はすごく少ないんだろうけど。でもその真実をまだ若いうちに知った私たちは、がんばろうぜ。

そのヒップホップのおばあさんみたいに、最近はいい例もたくさん出て来てるから、自分たちで新しいプログラミングをしよう。

あくあ さんのコメント...

ギネス調べたら、フルマラソンの最高齢は女性で90歳と145日。フルマラソンを走ったカップルの最高齢は83歳と78歳の夫婦で、なんと日本人でした!

Atsuko さんのコメント...

あくあさん、ミニマラソンならたくさんいると思うけど、フルマラソンって言うのがすごいよね。
でもそういえばうちの75歳の母もこの夏沖縄に行ったとき、ダイビングする予定だったんだよね。でも結局シュノーケルに変えたんだけど、これも初体験だからたいしたものといえばたいしたもの。