2015年5月19日火曜日

子育ての極意

うちの子供たちは16歳と14歳で、もう外見だけだとぜんぜん子供とはいえませんが、今頃になって、子育てに一番大切なものがわかってきました。

それはね。

「ま、いいか。」

これだと思います。

大きいこと小さいこと、将来のこと目先のことを含め、こうなって欲しい、ああやって欲しい、これが正しい、こうするべきだって、親としてはいろいろ考えることがあるじゃないですか。でもその通りに行かないことが、子育てにはしょっちゅうあります。

それをどれだけ、「ま、いいか。」と思って受け流したり、こちらが折れたり、とりあえず今回はこれでいいことにしたり。妥協だとかあきらめというとネガティブかもしれませんが、要するに、こだわらずに、とりあえずハッピーにやってみること。これが、結局はお互いにいい関係を築くことになるなんじゃないでしょうか。

親子だからって必ず愛し合ったり、仲良くする必要はないけど、せっかくならば、親が死ぬまでの長い間、いい関係を作っていきたいじゃありませんか。

自分の子供がいる人はすでにご存知だと思いますか、子供って生まれたときから、自分の性格を持って生まれてきます。これがどこからやってくるのか、ただの遺伝子上の資質なのか、それとも何か魂に関することなのか、それはわかりません。とにかくはっきりしてるのは、子供は親とはぜんぜん別の人間で、親とは全然別の人間に育っていくということです。

自分と違う人間なんだから、いろいろ親の思うとおりにやってくれないのは、当たり前といえば当たり前のことなんだけど、おなかを痛めて産んだりしたものだから、なんとなく特に 母親としては子供の人生に自分の正当な権利があるように勘違いしがちなんだと思います。

子供って反抗期は、「親を悲しませるためだけにやってるのか」というような馬鹿なことをする子供もいるけど、それは本当だと思いますよ。「自分は(親のものではなくて)自由である。」ということを証明するためにだけでも、子供は必死でいろんなことをすると思います。

他人を育てるんだから、いろいろお互いやり方や合わないこともあって当然なんですよ。だからどれだけのことを、「ま、いいか」と流せるかって、大事だと思います。

そしてもちろん流せないこともある。でも、普段どっちでもいいようなことでの衝突のない関係なら、大事なことは話し合えるんじゃないでしょうか。毎日のように衝突するというパターンになってしまうと、冷静に話し合うことが難しくなると思います。

私も、ここに書いたようなこと、もっと昔からわかっていればよかったんだけどね~。実践できてないから、子供たちが、「お母さん、まあええ、まあええ。」 と自分で言ってますよ。

英語ではLet it go.

この言葉の本当に意味が今ひとつわからなくて、忘れるってことかなあとずっと思っていましたが、「ま、いいか。」とおもうこと。それがLetting it goだと思います。

「ま、いいか。」

この言葉、毎日自分に言い聞かせようと思います。

あ、もちろん「さすが俺」も。 こんなこと思いついた私って、さすが俺やわ。

今日の初めては、新しい自作レシピで晩御飯作りました。まあおいしかったです。

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家族の肖像画。さすが俺。

2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

素晴らしい!

だから、あつこのところのお子さんたちはいい子に育ってるんだねぇ。

素晴らしいです。

そして、その絵、自分で描いたの?才能あるねぇ。いいよ、それも。

Atsuko さんのコメント...

ありがとう。でもこの結論に至ったのは最近のことなのよ。試行錯誤の挙句に、「ま、いいかあ・・・・」って、なったようなわけです。

まあでも、いい子に育ったのはありがたいです。

この絵ね、自分で描いたけど、才能はないと思うよ。でも思い出したら、小学校4年生のときに漫画クラブに入って、ウルトラマンのまんが描いてたわ。