2015年5月21日木曜日

避妊の話

数ヶ月前のこと、ルイと同じ学年の娘さんがいる人と話していて、ぶっ飛びました。

娘さんが、「私,彼氏と寝ようと思ってるんだけど。」と、相談されたそうです。それで医者に連れて行って、ピルの処方箋をもらってきたとのことでした。

それを一緒に聞いていた人は、「私も初めて彼氏ができたときに、無理やり母親に医者に連れて行かれて、ピルを飲まされたわ。」と言っていて、また驚きました。

それでその驚きを数人のイギリス人の友人に言うと、みんな同じような経験を持っていました。しかも年齢は15歳とか16歳とかです。

イギリスに25年以上も住んでいて、イギリスの生活については何でも知ってる気でいましたが、若者の性行動については、ぜんぜん知らなかったんだと愕然となりましたよ。イギリスでは16歳からセックスできると法律で決まっています。実際には、「16歳になると許される」というよりは、「16歳になったら、 親も先生も何も口出しできない。」ということのようです。

で、ルイも16歳。最近彼女ができて、親の前でも平気で手をつないだり肩を抱いたり。

イギリスでは学校でしっかり避妊を初め性教育がなされるし、今はネットもあるから、正しい情報が手に入るから、親は口出ししなくてもいいはずなんだけど、一応デイブに、ちゃんとコンドームを使うようにルイに言っておいてもらうように頼みました。

ちゃんと話したか聞いてみると、イエスとか。どこまで話したかはわからないけど、多分、「彼女と最近うまくいってるようだけど、ちゃんと使えよ。」って感じで、ごくごく軽く言ったんじゃないかと推測してます。

それで今日は私が、車の中で二人っきりになったときに、「コンドームを買うときに、決して恥ずかしがってはいけない。」と諭しました。80年代にエイズが問題になったとき、映画に行くとボブ・ゲルドフが「コンドームちゃんと使えよ。」と、宣伝していたり、リチャードブランソンが、メイツというコンドームを作って、ロンドンの地下鉄のすべての広告版にメイツ・コンドームのポスーターを貼った話などをしました。

それにしても、イギリスの親たちの間では、「ティーンエージャーの妊娠」に対する危機感はすごく高いようです。その割には、というか、なぜなら、というか、イギリスはヨーロッパでティーンエイジャーの妊娠率が一番高いとのことです。

 今日の初めては、ヨガのクラスで、二人の生徒さんが初めてヘッドスタンドが できました。

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2 件のコメント:

あくあ さんのコメント...

すげーーーー。そんな話、日本じゃ親は言わないよねぇ。

私、大学に入るときに「順番を間違えないように」とは言われたけど。

Atsuko さんのコメント...

やっぱりまだ日本では言わないか。

順番を間違えないって、結婚妊娠ってこと?なんかそれもちょっと的外れてる。