2019年11月9日土曜日

えらいことになってました

水曜の朝のことです。8時くらいに目が覚めて、ベッドでスマホをいじっていたら電話がかかってきました。デボンの新聞社からです。それが終わったらまた別の新聞社と、BBCテレビとBBCラジオ、BBCウェブページからそれぞれ、取材の申し込みでした。

事の起こりは先週です。ヨガのクラスの場所を変える必要があって、隣町のバーンスタプルでヨガを教えるホールを探していました。それで何軒か電話したうちの一つが教会のホールで、そこで問い合わせると、「ヨガは異教だから貸せない。」と言われました。

これと同じ事、1997年、今から20年以上も前にありました。その時地元の新聞社にそのことを知らせるとでかでかと記事がのり、その直後テレグラフ紙やインデペンデント紙など全国紙にニュースが掲載され、地元のテレビにも取材されました。

でもこれはすごい昔のことだし、いまはそのころと比べると、ヨガは一般的なアクティビティーになっているし、正直、「え、未だにそんなこと言うの?」とあきれて驚きました。それで早速また同じ地方紙にメールを送りました。

すると数日後に電話が。経過は全く同じです。簡単に電話インタビューをして、先日ここに載せた最新の写真を数枚送りました。これが先週。

で、その新聞が水曜に(週に一度)出たのでした。この記事がネットに載ったとたんにあちこちから電話がかかってきたわけです。

それでその朝のクラスには新聞社のカメラマンが二人と、BBCのTVクルーがきて撮影していきました。その日のうちに新聞記事はイギリス中の地方紙に配給され、夕方のイングランド南西部のBBCニュースで2分ほどの結構長いニュースになりました。

そしたらですね、翌日にはデイリーメールとテレグラフ紙という全国紙に。そしてBBCウェブサイトでは記事が更新され、イギリスのヒンズーカウンシルのコメントまで出ていました。


そしてなんと、この記事はアメリカまで飛び、ネバダ州のインド系の政治家が取り上げ、英国国教会のカンタベリー大司教とボリスジョンソンに介入を要請するという話にまでなってるようです。デボンの教会の一番偉いダイオシス・オブ・エクセターもコメントを自分たちのウエブサイトにあげていました。

一般からは、私に対する風当たりもあるかなあと思いましたが、99パーセントは好意的で、逆にこのバーンスタプルの教会の牧師は、名指しでいろいろ逆風に当たっているようです。

ちなみに先日書いた若きフォトグラファー、ピーターの写真がBBCサイトで使われたので、彼の名前も写真と一緒にあげてくれるよう頼んだので、彼も嬉しそうでした。

私は月曜にBBCのRadio2のジェレミー・バイン(有名なプレゼンター)ショーで生インタビューの予定です。どうなるやら。。。

ま、私としては、新しいホールがすぐに見つかって、ヨガの生徒さんがたくさん集まればそれでいいんですけどね。

ではこちらもよろしくお願いします。

2 件のコメント:

foo さんのコメント...

大事になってる様相ですが、あつこさんご自身は落ち着いてるようで、良かったです。写真家の方も名前が出て特典ですね。普段は見えない宗教の壁が、こんな場面で回見える物なんだぁ。宗教が人間に植え付けてるものって、大きいんだろうなって思再確認しました。多分宗教政治的(?)なものとも思いますけどね。しかし私も、なんだかんだ言っても、万物に宿る神的な思考が根底にはあると思うし、こんなな拒否を公に出来る宗教って、強いですねぇ。しかし、教会のホールみたいな公民館的な場所の利用で異教を出すと、小せぃ。。。って感じで、やっぱりキリスト教も閉鎖的ねって思われてしまって、損な気がしますけど。

Atsuko さんのコメント...

Fooさん
写真家のピーターは写真のFeeで300ポンドとか支払われたとか。私には一銭もなしですよ~!:)

イギリス国教会って、離婚も避妊も中絶もオッケー、同棲も大丈夫なんですけどね。ヨガは、今まで教会ホールでやったことは何度もあるし、たまたまこの教会の牧師がそういうタイプだったようです。GLBT問題とかはどうなってるんでしょうね。

ヨガは一般的には宗教色は全くないし、そのアクティビティーを、先生の持っている「かもしれない」宗教観で拒否するのは差別行為で、違法だというアドバイスも受け取りました。

この件、このまま消えるのか、それとも発展するのか。。。

私はどうでもいいけど、早くホールを見つけたいです!